元シティーボーイとガールのPOPEYE的デートの話

「大阪でたこ焼き食べたことない」

何気ない会話から発覚した、
関西歴5年の元シティガールの意外な事実。


彼が大阪住みなので
ちょうどいいね、と次のデートプランが決まった。


買い物もできるから、と
梅田でお店を探してくれていた。


道頓堀がTHE大阪なのは百も承知だけれど、
梅田だって立派な大阪だ。





この日は、合流して
すぐにたこ焼き屋さんへ。


メインイベント、秒で消化するスタイル。



ソースに青のりの定番のものと、
お醤油とマヨネーズの少し変わったものの
2種類を注文した。

彼は一口、わたしは食べやすくお箸で割いて。

はふはふと口から熱気を
逃しながら美味しく食べた。


立ち食いではなく、
着席の小綺麗なたこ焼きもいいじゃないの。



お腹を満たしたあとは、
ウィンドウショッピング。

憧れのバブアーを羽織りにいったり、
蔦屋書店で本をみたり。

家具屋さんにも着いていった。


「少し歩くと、カフェが
たくさんあるエリアがある」と
案内してもらい(さすが関西3年目)、
こじんまりとした古民家風のカフェに入った。


ゆるゆる会話をして、
さて店を出るかというタイミングで
彼が「レコード屋さん近くにあるっぽいから寄ろっか!」といってくれた。

「っぽい」って、、、
絶対調べてくれてたやん、、、、
(彼はレコードを聴かないのである)


どこまでも用意周到で頭が上がらない。
あまりにも身を委ねすぎている。


お店に着くと、

「こんなに人集まる?!?」と
少し不安になるくらい
レコード好きたちが熱心にディグっていた。

その空気感に(こんな状況下なこともあり)
たじろきつつも、わたしも目当ての
レコード探しに徹すること風の如し(はい?)。

めちゃくちゃ見応えあってよかった。
彼も音楽好きではあるので楽しそうに
物色してくれていてよかった。

欲しかったマイルスの盤がなかったので
「このゾーンの中からジャケットで
かわいいと思うやつ選んで!」
と決めてもらうことにした。

数分後「ん〜これ!!」
と選んでもらったものは、
配色(?)がとてもかわいくて、
かなり上がった(白緑黒の組み合わせすき) 。


会計を済まして、店を後にすると
「あ、カメラ貸してよ」と
フィルムカメラで写真を撮ってくれた。


ネガにご満悦のわたしが収まった。


どんなにんまり顔かわからなくて怖い。
マスクがあってよかった。




家に帰って早速、盤に針を落とす。
心地良い音に揺られながら、


「レコ屋デートがそもそもシティなのに、
ジャケットを選んでもらうなんてかなりPOPEYE的じゃん、、」


とほくほくとした気持ちになった。


そんなとあるデートの話。


3コメント

  • 1000 / 1000

  • toyo

    2021.02.23 10:12

    @ohara泣ける
  • ohara

    2021.02.23 09:43

    @toyoひっそりと、、、やっと、、、しれっと、、、、、ついに、、、!
  • toyo

    2021.02.23 08:02

    ?!?! 聞いてないぞ

zero .

穏やかな記録 。