京都の to see で開催されている
菅さんの展示を見に行ってきた。
普段、雑貨が売ってる1階と
ギャラリースペースのある2階で
展示されていたのだけど
まあとりあえず かわいいのですよ。
やわらかい空間。
密集してるのもかわいいし、
ちょこん、と展示されているのもかわいい。
優しい色合いも独特の曲線も
とっても素敵だった。
陶器なのにふわふわと
今にも飛んでいってしまいそうな
軽やかさがあって、なんだか儚い。
部屋にあったらどれほど
心が豊かになるだろう。
わたしが描く理想の部屋の
テイストとは少し異なるけれど、
こういう所謂“非実用的”なものを
生活の中に溶け込ませることが
できるようになりたいし、縋りたいと思う。
不必要だけど、必要なもの。
機能にデザイン性が加わったものを
ついついいものだと評価をしてしまう。
けれど、美術館や展示を観にいくと
一旦そういうのを全部取っ払って、
思いのままにその存在(モノ)を
楽しめるからいいなとおもう。
そして改めて
「こういう感覚や時間、忘れていたな」と
日々保守的で堅実的な自分に
気がつくこともできるから面白い。
(ユーモアのない自分が嫌になるという話ではなく)
非実用的なものをどこかで求めてしまう、
欲してしまう。
この実用性とは違う観点からの欲が
なんだか人間らしくていい。
ギリギリ滑り込みで行けてよかった。
zero .
穏やかな記録 。
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