躊躇い



待っていた。
この季節をずっと、ずっと。


無花果、イチヂク、fig

全部かわいい。

“チ”に点々なあたりもかわいい。




とろとろして、じゃりじゃりして
んふ〜、と鼻から抜ける甘い香り。

口に入れるまえ、少しだけ躊躇ってしまう
土っぽい独特な香りも癖になる。

母が買ってきてくれた無花果。

贅沢にも丸々1つ、
皮を剥いてかぶりついてみた。
噛みつく歯に逆らう繊維の食感が楽しい。

等分してフォークで食べるのもすき。


大人な果物なので、どの食べ方も
なんだかすべてが大人の嗜み。


今年はあと何回食べられるかな。
項垂れるような夏もそろそろ終わり。

少ししかないこの旬を楽しまねば。

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zero .

穏やかな記録 。